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浅野 雅春; 吉田 勝; 大道 英樹; 山中 英寿*
マテリアルライフ, 6(1), p.10 - 23, 1994/01
機能性を付与したバイオメディカルポリマーの開発の中で、ドラッグ・デリバリーシステム(DDS)用高分子材料の占める割合は大きくなってきている。その中でも、生体内で分解する高分子はDDS用薬物担体として最近特に注目されている。本論文では、ポリペプチド、ポリエステル、ポリデプシペプチドなどの生体分解性高分子を設計・合成してきた立場から、医学・薬学分野の協力を得て検討してきた研究成果を中心に、生体分解性高分子のDDS用薬物担体としての可能性について述べている。
浅野 雅春; 吉田 勝; 大道 英樹; 真下 透*; 岡部 和彦*; 湯浅 久子*; 山中 英寿*; 守本 成紀*; 榊原 秀夫*
Biomaterials, 14(10), p.797 - 799, 1993/00
被引用回数:22 パーセンタイル:73.33(Engineering, Biomedical)「薬物投与の最適化」を目的に、近年、薬物送達システム(DDS)の開発が活発に行われている。我々は、DDS用素材として、生体内で分解、吸収、代謝される機能をもつ生体分解型ポリマー材料の設計・合成を行い、埋入型DDS担体のin vivo性能評価を行っている。今回、骨粗鬆症治療薬として知られているウナギカルシトニンの類似化合物、[Asu]-ECT、を生体分解型ポリ(DL-乳酸)に圧融着法により包含した。1,400のMnをもつポリ(DL-乳酸)のin vitro分解パターンは放物線型であった。このポリマー複合体からの薬物のin vitro放出を調べたところ、初期段階で著るしく、3日で完了した。これに対し、Mnが4,400のポリマーの場合、分解パターンはS字型を示し、薬物のin vitro放出は24日間にわたって145units/日の一定値を保つことが分った。
嘉悦 勲
人工臓器, 16(6), p.1747 - 1748, 1987/00
人工材料に関連した制癌技術のこの1年間の研究の動向をレビューしたものである。特にDDS(drug delivery system)のこの分野への応用が中心になる。Implantableな制癌薬複合DDSの研究とInjectableな制癌薬結合(または複合)DDSの2つの研究の流れがあり、前者が局所化学療法やホルモン療法などの形で着実にすすめられている一方、後者の研究が急速に活発化してきたことが、この1年の目立った動きである。ImplantableなDDSの前立腺癌(ホルモン療法)での臨床研究にはみるべき成果があった。免疫療法への試みも行われ始めている。一方、InjectableなDDSでは、スマンクスなどの高分子医薬が顕著な成績を挙げており、またリポソームやリピッドマイクロスフイアを用いた基礎的な研究が活発化している。